韓国駐在員報告
2018年3月 経済 駐在員 : 野原靖
平成30年2月22日(木)〜23日(金)、県内企業、金融機関、JETRO、商工会議所、市町などの参加者向けに、通商(企業の海外展開支援・県産品の販路拡大など)をテーマに、現地の最新情報や活動内容についての報告とパネルディスカッションを行った。22日の浜松会場は31名、23日の静岡会場は57名の方に参加いただいた。
当事務所は、これまでの県企業等が輸出したい県産品を提案するプロダクトアウト型の業務を改め、現地の小売や商社などのバイヤーが求めるものを提案するマーケットイン型の業務へ移行した経緯とその成果について報告した。例えば、ドレッシングなどの調味料分野について、韓国内ではどのような商品ニーズが高いのかということや、商品の味やパッケージ、賞味期限などの具体的評価はどのようなものかなど、従来のプロダクトアウト型ではあいまいな提案となり、経費や時間の面で効率が悪く商談成約に至ることはなかったが、当事務所と現地企業とのコネクションを活かしたマーケットイン型に移行したことで、相手先の詳細なニーズに基づく提案が可能となり、商談成約の成功率が劇的に高まったことを報告した。
韓国内には県内金融機関の現地事務所もないため、県内企業にはできるだけ当事務所を活用して欲しいとPRを行った。また今回参加いただいた関係者と様々な情報交換ができたことから、今後も連携を強化して通商等に係る事業支援を行っていきたい。
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