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2021年4月 社会・時事駐在員 : 福田 渉
シンガポール国内で新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいる。政府は昨年12月30日から医療従事者を対象にワクチンの優先接種を始めており、2月下旬から70歳以上、3月初めからは60歳以上の高齢者や重要産業の従事者にも接種を進めてきた。3月29日時点でワクチンを1回以上接種した人は全人口の17%、約95万人にのぼり、60歳以上は55%を超えている。 実際、仕事先でも接種を済ませた方にお会いする機会が増えてきた。大概、接種した後の体調について話題になるが、状況は人によって全く異なるようだ。全く何も変化が無かったという人もいれば、1回目の接種で免疫ができたためか、2回目の後は倦怠感や頭痛などを感じる人もいるそうだ。もちろん、政府は接種前に適性を判断するスクリーニングを行って、重篤な副反応が出る可能性のある人は接種を控えるように呼びかけている。
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