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ヨーロッパ駐在員報告
2001年5月 経済 駐在員 : 森貴志
日本貿易振興会(ジェトロ)が発表した調査結果によると、2000年中にハンガリーをはじめ、東欧5カ国に進出した日本メーカーの数は17社に上り、過去最高となった。これは既に現地で稼働している日系大企業に部品を納入する企業の進出が高い伸びを支えたとジェトロでは分析している。
調査対象はハンガリー、ポーランド、チェコ、スロバキア、ルーマニアの5カ国である。同地域に拠点を持つ日系メーカーは2000年末で70社(1999年末は53社)に達した。ジェトロによると、進出メーカー第1号は1987年にハンガリーに出た協和発酵。
東欧には、本県のスズキや東レなどが欧州市場向けの生産拠点として、安い労働力を求めて進出。半面、地元の部品メーカーでは日本企業が求める品質に十分にこたえきれないため、日本での納入企業が遅れて現地展開するケースが増えているという。
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