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台湾駐在員報告

2016年8月 社会・時事
駐在員 : 宮崎悌三


台湾には美味しい食べ物がひしめいている。先の大戦が終わった後、中国大陸の各地から蒋介石とともに台湾に渡った人々の中から、台湾の地で故郷の味を再現した店を開いた人が多かったと聞く。台湾に来れば中国各地の料理を楽しめる所以である。

そういう点では、近年の日本全国各地からの飲食業による台湾への積極的な進出も、上記と背景こそ違えど日本各地の料理を楽しめる環境を台湾各地に作り出していると言って良いのではなかろうか。
 
台北駅にほど近い中山商圏に足を向けてみると、日本のラーメン屋、うどん屋、そば屋、うなぎ屋、牛丼屋、和菓子屋、定食屋、居酒屋などが、狭い地域に集中して店を開いている。人気店の中には、開店前から行列ができる店もあり、台湾の人が好きな“抹茶のスイーツ”を売りにした店は、新規開店前からテレビ局に取り上げられるなど、日本食の人気の高さを窺い知ることができる。

これらの日本人経営の店に加え、日本風の食べ物を提供する店(多くは“日式”(にっしき)という名前をつけている。)では、台湾の人々が好む味となるようアレンジした日本食を手頃な価格で提供することで客を呼び込んでいる。

中山商圏の丼ものを出す店では、いつ行っても若者を中心にした客で溢れており、行列ができるほどの人気である。牛丼、カツ丼、親子丼、カレー丼、ネギ玉丼など日本でも御馴染みの丼ものに台湾、韓国、東南アジア風の味付けを施し、200元前後(約660円)のセットメニューで提供している。台北市内での外食の経費を、朝食は50元(約165円)以下、昼食は100元(約330円)前後、夕食はピンキリだが300元(約990円)程度が一般的と考えると、それほど高くないと言える。このほどコンビニエンスストアのファミリーマートも日本の丼もの3種類を発売。価格は、75元(約248円)と82元(約271円)の2種類であるから、上記の店と比べるとかなり安いイメージだ。台湾ではお弁当の白飯におかずをそのままのせるのが普通なので、幅広い層に丼ものを受入れる素地があると言えるだろう。


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