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東南アジア駐在員報告

2009年5月 社会・時事
駐在員 : 長谷川 卓


シンガポール・・・食の安全性論議が過熱する・しない?

 4月7日、東部ゲイラン・セライ地区のホーカーセンター(HC)で2人が死亡、130人以上が発症するシンガポール史上最悪の食中毒事件が発生。これを契機に食の安全性論議が新聞紙上を賑わせている。
 HCには通常、多数のストール(屋台)が入居。各々が様々な料理を提供し、料金は3〜8S$(210〜560円)程度。庶民の大切な食堂だ。
 これらの屋台は、国家環境局(NEA)が決める衛生基準をどの程度順守しているかによって、A:優、B:良、C:可、D:不可のランクを付けられる。食中毒事件が発生したセンターでは、事件を起こした屋台を含めてほとんどの屋台がC判定での営業だった。
 政府とすれば、B判定以上の屋台を増やすことが公衆衛生向上につながるのは承知だが、指導を徹底すれば大多数のホーカーセンターの屋台営業に影響することになり、対応が難しいのが実態のようだ。 
 トイレから手を洗わないまま出てきて、調理をする屋台の調理人を目撃したなど、衛生意識の低さを指摘する読者投稿もみられるが、国民の多くはそれほど気にしている様子もなく、安いから仕方ないと考えているようだ。中には汚い屋台ほど味がいいとの声も聞かれる。
 東南アジアで最も安心、安全と言われるこの国でも、食の安全性への意識は日本ほど高くはない。


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