北米駐在員報告
2000年5月 行政 駐在員 : 若梅 真樹
サイバー犯罪の増加
米連邦調査局(FBI)によると、昨年のハッカーなどによるコンピュータ違法侵入事件は、一昨年の547件から1,154件と2倍以上に達したという。この中には、企業がイメージダウンや株価の下落を恐れてハッカーの被害を届けないケースも多く、氷山の一角と指摘している。
また、コンピュータ治安協会の調査では、調査対象の政府省庁や企業のうち9割が過去一年のうちに違法侵入の被害にあい、その被害総額は、2億6,600万ドル。そのうちの約7割が待遇などに不満をもつ社員など内部の犯行だったということである。
全く新しい犯罪現象のため、新たな取締法の制定や犯罪に未成年者が多いことから教育の充実などその対策が求められているという。
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