台湾駐在員報告
2018年7月 社会・時事 駐在員 : 内藤 晴仁
台湾では、例年5〜6月が梅雨のシーズンとされているが、今年はまとまった雨が少ない「空梅雨」の様相を呈していた。気温30度を超す猛暑日が続き、台南市や一部の離島では夜間給水制限や減圧給水が行われていた。
6月も「空梅雨」「猛暑」は続き、端午節(6月中旬)を迎え、ようやく南部を中心にまとまった雨が降るようになった。雨は1週間ほどの短い期間であったが、局地的に大雨が降った屏東県では400ha以上の農作地で被害が出たほか、台南市では道路の冠水等による通行止めや交通事故等が発生した。
7月に入ると、太平洋高気圧が全島を覆い、再び猛暑日が続くとの予報がされている。台風シーズンも近づいており、異常とも言える天候の影響で干害や水害が生じている台湾において、今後大きな災害が発生しないことを願ってやまない。
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