台湾駐在員報告



2017年2月 社会・時事
駐在員 : 宮崎悌三


 
このコーナーの毎年恒例となったその年の世相を代表する台湾の漢字を紹介したい。日本の2016年を表す漢字は「金」となったが、台湾では「苦」が選ばれた。
 
台湾現地四大紙の一紙である聯合報と、徐元智先生紀念基金会が共催で実施するその年の世相を代表する漢字を選ぶ活動は、2016年で9年目を迎える。有識者によって予め選ばれた漢字の中から、一般の方に選んでもらうという手順で、得票数が最も多い漢字がその年の漢字となる。

過去に選ばれた漢字は、乱(2008年)、盼(2009年。望むの意)、淡(2010年)、讃(2011年)、憂(2012年)、假(2013年。偽物の意)、黒(2014年)換(2015年)であるが、その年を台湾の方々がどのように感じていたのかがうかがえる。

2016年に選ばれた「苦」は、天災などが多く大変な1年だったと台湾の人々が感じていたのだろう。ちなみに、2016年を表す漢字の2位以下には、悶(もだえる)、彎(わん。弓を引き絞ったように曲がる)、狂、滞といった、負の印象を連想させる漢字が並んでいる。

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