• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 北米駐在員報告

ここから本文です。


北米駐在員報告

2002年9月 社会・時事
駐在員 : 松下 育蔵


カリフォルニア州、来年1月から学校での携帯電話使用を許可

カリフォルニア州のデービス知事は8月28日、生徒が学校で携帯電話やポケベルを使用することを認める法案に署名した。現在、同州では州法により学校で生徒が携帯電話等を使用することを禁止しているが、今回の知事の署名により、来年1月から、公立校、私立校にかかわらず、生徒の携帯電話使用が認められることになった。

○テロと殺人事件が解禁理由
    カリフォルニア州が生徒の学校での携帯電話使用を禁止したのは1988年からである。当時、携帯電話やポケベルが、麻薬やドラッグ取引の連絡手段として利用されていたために採られた措置であった。しかし、昨年9月11日に起こった同時多発テロや最近学区内で相次いでいる殺人事件を受けて、親や生徒などからセキュリティー対策の手段として、学校でも生徒の携帯電話使用を認めるべきとの声が高まってきた。日本でも阪神大震災や児童等が巻き込まれる悪質な事件が相次いだ時に、親が子供に携帯電話を持たせようとしたのと状況が似ている。
    今回の法案の立案者であるリズ・フィゲロア上院議員によれば、学校での携帯電話使用許可の意義について、@緊急時の連絡手段として有効であること、A米国では夫婦共稼ぎの家庭が多いので、子供とのコミュニケーション手段として有効であること、B通信各社が公衆電話の撤去を進めていることを理由に挙げている。
    一方、法案に署名したデービス知事は、「校内で生徒の携帯電話使用を認めることにより、家族間のコミュニケーションがよくなり、生徒は学校にいる間も安全だと感じることができる」とコメントしている。
    同法案の支援者として知られるジェームズ・ローガン高校(ユニオン市、生徒数4,000人)のドン・モントーヤ校長は、「当校では9月から校内での携帯電話使用を正式に許可する。当校では既に生徒の約半数が携帯電話を所有している。ただし、使用して良いのは放課後など授業の邪魔にならない時間に限られる」としている。


    日付別一覧  地域別一覧  分野別一覧


お問い合わせ

知事直轄組織地域外交局地域外交課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3066

ファックス番号:054-254-2542

メール:kokusai@pref.shizuoka.lg.jp