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東南アジア駐在員報告

2000年5月 社会・時事
駐在員 : 岩城徹雄


    フィリピン国軍とイスラム勢力との戦闘激化
    フィリピン南部のミンダナオ島周辺では、イスラム過激派勢力による誘拐事件やテロが続発し、フィリピン国軍との間で激しい戦闘が続いている。
    320日にミンダナオ島の西にあるバシラン島で、小学生や教師など53人がイスラム過激派勢力のアブ・サヤフに誘拐された事件は1か月半あまり経過し、国軍の救出作戦により多くの人質が解放されたが、これまでに4人が殺害され、未だ10人程度が捕らえられたままになっている。アブ・サヤフの要求は1993年にアメリカで起きた世界貿易センター爆破事件の容疑者の釈放やイスラム教徒の権利保障などである。
    この事件とは別に、423日にフィリピンに近い東マレーシアのシパダン島で外国人観光客21人が誘拐され、上記バシラン島の南西約100kmにあるホロ島に連れ去られる事件が発生した。こちらもアブ・サヤフの犯行と見られ、国軍の攻撃をかわすため人質を5グループに分けるなど抵抗しており、身代金を要求しているという情報も流れ、救出は難航している。人質となっているのは、マレーシア人10人をはじめ、ドイツ、フランス、南アフリカ、フィンランドなど外国人がほとんどで、各国政府はフィリピン政府に対して武力行使をせず慎重な対応を求めている。
    ミンダナオ島周辺では、同島の独立を目指し長年ゲリラ活動を続けてきたモロ・イスラム解放戦線が空港襲撃や国道封鎖など活動を激化させており、国軍もこれに応戦し戦闘が激化している。一時進展したかに見えた政府との和平交渉も打ち切られた模様である。


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