東南アジア駐在員報告
2016年8月 社会・時事 駐在員 : 芦澤裕之
7月14日から17日の4日間、6月のFIT(個人旅行)フェアに引き続き、タイの旅行博TITFにブース出展した。今回は、静岡県と遠州鉄道の2ブースを連結して、共同PRを実施。JR東海にも「富士山・静岡エリアツーリストパス・ミニ」のPRで参加していただいた。本県関係では、春華堂もブース出展し、うなぎパイを日本土産としてアピールした。
今回は、私が参加している過去3年のTITFのうちで、もっとも来場者が少ない印象を受けた。要因は、タイの経済状況があまりよくないこと、例年の8月開催が1か月前倒しになったこと、5連休に当たってしまったことなどが挙げられる。
旅行会社への聞き取りでは、来場者の少なさに比例して、売り上げもよくないとのこと。購入もエアチケット、交通パス、テーマパーク入場券など、FIT向け商品の購入が主体の様子であった。
人気の旅行先は、夏ということもあってか北海道が根強い。静岡は、旅行会社も含めてタイマーケットでは東京・富士山エリアの一部として認識されており、東京滞在者の東部地域への日帰り需要はある。こうした旅行者にいかに県内を周遊させ、宿泊をしてもらうか、という以前からの課題は、なかなか解決できていない。富士山以外の観光資源(自然、文化、食事)の粘り強いPRと、浜名湖レールパスや、富士山・静岡エリアツーリストパス・ミニなどの周遊券の認知度を高めていくことが重要と感じた。
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|