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韓国駐在員報告

2016年2月 社会・時事
駐在員 : 松村昭宏


韓国と日本の民間団体が2016年3月、朝鮮通信使(朝鮮王朝時代に国王が日本の将軍の元に派遣した外交使節)に関する記録物を、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産として共同で登録を申請する。韓国の釜山文化財団と日本の縁地連 (朝鮮通信使縁地連絡協議会)は2016年1月28日「双方が朝鮮通信使関連の記録物111件・333点をユネスコの世界記憶遺産への登録申請対象として確定し、29日に長崎県対馬で『韓日共同登録申請書調印式』を行うことにした。」と発表した。

登録申請対象の目録は、1607年から1811年まで計12回派遣された朝鮮通信使の旅程、文化交流に関する記録物で、韓国側の記録物は63件・124点、日本側の記録物は48件・209点に達する。記録物を所蔵している人や機関は、両国の全域に点在している。朝鮮通信使に関する記録のユネスコへの登録申請は、2012年に釜山文化財団側が日本の縁地連に提案したことがきっかけになった。

また、釜山市は2002年から毎年、対馬や下関など、朝鮮通信使が経由した都市で朝鮮通信使の行列を再現するイベントを行っている。2003年からは毎年、釜山で「朝鮮通信使まつり」も行われている。また、ソウルを出発して釜山に就いた朝鮮通信使の一行が、日本に向かう前に見送りの宴を行った永嘉台を復元し、さらに朝鮮通信使歴史館も開設し運営している。釜山文化財団と縁地連は調印式を終えた後、2016年3月中にユネスコに登録申請を行う方針であり、登録の可否は審議・審査を経て、2017年7月ごろ決定する見通しである。

徐秉洙(ソ・ビョンス)釜山市長は「朝鮮通信使に関する記録物の世界記憶遺産登録を韓日共同で推進することは、両国の平和・善隣の精神と伝統を世界に広くアピールするよいきっかけになるだろう」と話した。なお、2014年度から韓国駐在員事務所では県地域外交課と共同で静岡県と釜山市の民間団体交流を支援しており、2015年度までに各5団体同士の交流を実現させている。


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