台湾駐在員報告
2022年6月 社会・時事
駐在員 ： 宮崎 悌三
県地域外交課と台湾事務所では、新型コロナ感染が拡大した2020年度、静岡県と台湾との高校同士のオンライン交流に取り組んでいる。静岡県内の参加高校は、2020年度は２校、2021年度は15校で2022年度も交流の支援を行う。
修学旅行先として人気があった台湾に行けない状況にあっても、同世代の生徒同士の交流は、オンラインを通じて引き継がれ、知り合った生徒同士がＳＮＳの連絡先を交換し、空間や言葉を超えてつながっている。
台湾の高校と交流した静岡県の高校からは、「コミュニケーションに英語が必要だと心から感じる空間を作り出せた」「日本に興味を持つ海外の生徒と出会って日本の文化の良さを再認識した」など、交流して良かったとの感想が寄せられている。
台湾側の高校から交流の要望をいただくこともある。2022年度に入って、文化交流（和太鼓）の申し入れがあり、県内高校とオンラインを通じて和太鼓部の活動の紹介や和太鼓演奏の披露など、２回に分けて実施している。
往来がままならない状況にあっても、生徒同士がつながっていくことで、国際理解や自らの文化理解をより一層深めていただけることを願っている。
【写真】和太鼓交流を紹介する台湾側高校フェイスブック
 日付別一覧  地域別一覧  分野別一覧
|
