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東南アジア駐在員報告
2000年5月 経済 駐在員 : 岩城徹雄
シンガポールの国際競争力、世界第2位
スイスの国際経営開発研究所が発表した「世界競争力年鑑」2000年版によると、シンガポールの国際競争力は6年連続で2位となった。この世界競争力年鑑は、国内経済、国際化、政府、金融、インフラなど8部門290項目の統計の分析やインタビューによる得点をもとに、世界47か国の国際競争力を順位づけしたもので、1位はアメリカ、日本は17位となっている。他のアジアの各国は、マレーシア25位、フィリピン39位、インドネシア45位である。
シンガポールの高い評価の要因は、国内経済の順調な回復に加え、経済の開放性、効果的な政策、進むインフラの整備、企業の信頼性などが上げられている。
このような高い評価もあるため、在シンガポール日系企業のある駐在員は、今後、日本の企業もシンガポールにアジア地域の本部機能を移し、生産管理だけでなく企画、開発、調査まで行うような体制を取るところも増えてくるのではないか、との見通しを語っている。
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