3月4日〜7日、パライ・シダン・ジャカルタコンベンションセンターにおいて、「Eco-Products International Fair 2010(エコプロダクツ国際展)」が開催された。これまでにマレーシア、タイ、シンガポール、ベトナム、フィリピンで開催され、今回のインドネシアが第6回目となる。日本主導の国際機関APO(アジア生産性本部)が主催していることから、環境関連技術先進国・日本をアセアン諸国にアピールする絶好の場となっており、出展者の大半が日本企業だ。
筆者も会場を訪問したが、インドネシアにおける環境問題への関心度を反映しているのか、一般来場者は少なく、日本のエコプロダクツ展ではおなじみの小中学生が環境問題学習の場として活用する姿もあまり見られなかった。経済発展が進み、購買力のある市民が増加、市内に次々と大型ショッピングセンターが建設され、消費拡大が進むジャカルタにおいては、「環境、省エネ、エコ」が一般市民の関心を集めるには、もう少し時間が必要かもしれない。