台湾駐在員報告
2022年3月 経済 駐在員 : 宮崎 悌三
静岡県では、中部横断自動車道の開通に合わせ、清水港を活用した農林水産物等の輸出を拡大するため、輸出事業者等へ生産者等との商談、集荷、海外バイヤー等との調整、輸出手続き、現地プロモーション等を一括して委託し、静岡県産品及び山の洲(山梨県、長野県、新潟県)産品を清水港から輸出する新たな仕組みの構築を目指す事業を実施している。
今回、台湾に輸入されたのは、静岡県産青島みかん。台湾の最も南に位置する屏東(へいとう)県で同県と交流のある日本の地方自治体が一堂に会し、地域住民に観光や物産の魅力を伝える3日間のイベントで、当事務所は輸入された青島みかんを100箱(約4,000個)お配りした。
屏東県は、日本各地で新型コロナウイルスが猛威を振るい、防疫関連物資が不足していた際に、防護ガウン等を惜しむことなく、無償で本県や袋井市などに送ってくれた。今回のイベントでは、同県に対して、静岡県からの感謝の気持ちを青島みかんに込めるとともに、現地の柑橘類とは一味異なる青島みかんの美味しさを体感していただき、継続した輸出につなげていきたいという思いで参加した。
イベント当日には、多くのメディアに静岡県産の青島みかんを取材していただいた。配布直前まで冷蔵庫で保管した青島みかんのやさしい甘さとひんやりとした食感を、地域住民の皆さんに楽しんでいただけたことと思う。
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