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韓国駐在員報告

2017年8月 社会・時事
駐在員 : 小関克也


海外旅行をする際、クレジットカードの特典で空港のラウンジを利用し、少しだけ優雅な気分を味わうことに喜びを感じている方も多いと思う。この庶民の細やかな楽しみが奪われてしまうかもしれない事態が、仁川国際空港で持ち上がっている。
同空港警察隊の関係者は7月11日、「3月から調査を始めた結果、韓国大手航空会社2社が乗客のためのサービス業務施設に分類されるラウンジで少なくとも10年間にわたり、不法に営業した行為が確認された。最近、両社の役員を1人ずつ呼んで取り調べ、送検した」と伝えた。
もともと、航空会社のラウンジは自社旅客機のファーストクラス・ビジネスクラスの乗客に限り無料でサービスを提供するということで空港施設の使用を許可されているが、実際にはエコノミークラスの乗客から一定額を徴収して利用させるケースや、その場で料金は徴収していないものの、提携しているクレジットカード会社の負担により、そのカード会社の会員にサービスを提供しているケースがある。今回、それらのケースが使用条件に違反しているのではないかと問題になった。また、飲食店として認可されていないラウンジで、食品衛生許可を受けずに料理人を置いて調理していたことが、食品衛生法に違反するとの疑いもある。
こうした問題が最近摘発されたのは、空港内の飲食店と有料ラウンジの運営会社が問題を提起したからだ。仁川空港公社の関係者は「一部の航空会社のラウンジが実質的な営業行為をしたことで客を奪われた有料ラウンジの運営会社と飲食店が警察に告発したと聞いている」と話した。
警察は「ラウンジの不法営業で両社合わせて年間30億ウォン以上の売り上げがあったと推定される」としている。また、無許可営業であるため一般飲食店が納める税金も納めていなかったとのことである。
この報道後、試しに筆者はカード会社のサービスにより当該航空会社のうちの一社のラウンジが無料で使えるか否か確認をしてみたが、その際には問題なく利用できた。  
両社とも「営業を中断するか、合法的な手続きを踏んだ後にまた営業するのか、内部の会議を開いて決める」。「検察が判断を出せば、それに従って適切な措置を取る予定」等と話しており、今後の動向が注目される。


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