中国駐在員報告
2012年11月 社会・時事 駐在員 : 井口 真彦
上海市は、10月27日(土)夕方から霧やもやに覆われた。市環境監測中心によると、28日(日)14時の時点で、今年6月以来最悪となる重度の汚染状況になった。中国で大気環境の汚染状況を表す指標としてよく用いられる、大気中の直径2.5マイクロメートル以下の浮遊粒子状物質“PM2.5”の濃度は、1立方メートル当たり196.7〜246.5マイクログラムを記録。大気環境が良好とされる1日平均濃度1立方メートル当たり75マイクログラム以下を大幅に上回り、視界不良による航空便の欠航、遅延や高速道路の一時封鎖など、交通機関にも大きな影響があった。
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