• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 韓国駐在員報告

ここから本文です。


韓国駐在員報告

2021年6月 経済
駐在員 : 高橋 誠


 唐辛子と同じく、韓国を象徴する農産品に高麗人参がある。韓国では単に「人参」と言えば、高麗人参のことを指す。
 この高麗人参の最大の産地が、静岡県の友好交流先の忠清南道である。先月、忠清南道庁の招きで、論山(ノンサン)市にあるノルメ人参営農組合を訪れた。
 代表のパク・ボムジンさんは、漢方医だった祖父と高麗人参の専業農家として農業発展に尽くした父の下、高麗人参の畑を遊び場に育った。2013 年には政府から韓国初の高麗人参職人を意味する「高麗人参マイスター」の称号を受けた方だ。ノルメ人参は、日本の養命酒へも高麗人参を提供している会社で、パク代表も日本のJGAP指導員の資格を持ち、流ちょうな日本語を話すなど、日本の事情もよく理解している方だった。
 お店に伺うと、そこには様々な高麗人参の加工品が並ぶだけでなく、高麗人参を使った天ぷらなどの料理も試食用に用意して頂いており、実際に食べてみながら、本県企業との連携や県産品の活用などを前提とした高麗人参の輸出について意見を交わした。
 試食して実感したのは、韓国人と私の味覚の違いだ。道庁職員や事務所スタッフが美味しいと感じた黒にんにくと黒人参のペーストは、私の舌には響かなかったが、済州島産の酸味のあるみかんと人参のジュースは、素直に美味しいと思えるものだった。こういった味覚の違い、習慣の違いをパク代表もよく承知しており、日本の加工食品工場などと協力して新商品を開発したいと話していた。
 想像以上に美味しく、体に良い高麗人参。両県道の産品交流の可能性を感じた。


日付別一覧  地域別一覧  分野別一覧


お問い合わせ

知事直轄組織地域外交局地域外交課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3066

ファックス番号:054-254-2542

メール:kokusai@pref.shizuoka.lg.jp