ここから本文です。
東南アジア駐在員報告
2010年8月 社会・時事 駐在員 : 長谷川卓
6月以降、シンガポール国内では局地的な集中豪雨による建物の浸水、水没が続発している。この国の高層アパート、コンドミニアム、ショッピングセンターでは地下を駐車場階とする建物が多いため、自動車の浸水被害が最も多くなっている。
例年、5月〜9月にかけては降水量が少なく、時々スコールや夕立ちはあるものの、1時間以内で止むことが多い。しかし、このところ頻発する集中豪雨では、30mm/時間以上の激しい雨が数時間続くこともある。
エルニーニョによる異常気象が原因と言われるが、地球温暖化の影響も伝えられる。雨が多いせいか、例年よりも若干暑さが和らげられているのが救いだ。これまでは傘を持つ習慣のなかったシンガポール人の間にも、さすがに通勤時に傘を持つ姿が目立ち始めている。
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|