中国駐在員報告



2020年1月 社会・時事
駐在員 : 土屋 岳久


中国国家統計局が11月16日に開催した「11月国民経済運行状況挙行新聞発布会」の報告によると、2019年11月の全国居民消費価格は昨年同月比で4.5%上昇し、中でも豚肉の価格は昨年同月比で10.2%上昇と高い数値であった。
豚肉の価格上昇は昨年8月に中国で発生したアフリカ豚コレラの影響によるものと言われている。上海市農業委員会の発表によると、上海の豚肉仕入れ値は、年度当初の1月は16.23元(約260円)/sであったが、12月の頭では42.06元(約670円)/sとなり2.59倍に上昇した。
実際に上海で生活をしている中でもスーパーで販売されている豚肉価格が目に見えて上昇しており、豚肉が食卓に上がる回数も少なくなった。
このような中、浙江省を本拠とする「臨海農商銀行」では高額預金者を対象に豚肉を配布するキャンペーンを実施し、開店前から長蛇の列ができたとのことである。
 豚肉は中国の食卓には欠かせない食材であるため、一日も早い安定供給が望まれる。

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