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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2009年2月 政治
駐在員 : 獅倉 浩


シンガポール・・・観光目玉シンガポール・フライヤーの故障

シンガポールがマリーナ・サウス地区の観光の目玉として期待している高さ165メートル、世界一の高さを誇る大観覧車“シンガポール・フライヤー”が2008年12月23日に乗客173人を乗せたまま突然停止してしまい、6時間も乗客を閉じ込める事故を起こした。長時間人が閉じ込められることになった事態を重くとらえた警察が、営業の停止を命じた結果、“シンガポール・フライヤー”は、事故発生後1か月を経過した現在も未だに運転を再開できない状況にあり、この間年末・年始の観光シーズンにも関わらず運転を再開することができなかったことは、同アトラクションを運営する“シンガポール・フライヤー社”に大きな痛手となっている。
原因の究明と類似事故の再発防止策を警察に提示し、警察が承認した場合に限り再開が認められることになる。事故の原因は電気系統のトラブルであると解明されたものの、再発防止策の対応に時間を要している模様で、防止策としては運転システムのバック・アップを二つ導入するそうである。  
一つは主要運転システムと同じく運転・制御するもので、もう一つは主要運転システムとバックアップ・システムの両システムが動かなくなった場合に作動させる巻き上げシステムで、これを作動させることによって、カプセル内の全乗客を二時間以内に安全に地上に降ろすことができるのだそうだ。
シンガポール・フライヤーの建設は日本の大手重工業メーカーが携わっており、今回のバックアップ・システムの設置についても協力しているが、部品の調達などの所要時間が運営会社の希望するように速くはいかず、摩擦が生じているようだ。運営会社はチャイニーズ・ニューイヤー(1月26日)には間に合わすと計画していたが、少なくとも私が原稿を書いている今日(1月25日)は動いていない。
今回の事故では、同アトラクションにテナントとして入居しているお土産店、飲食店などへの影響も少なくなく、せっかくの書き入れ時の年末・年始を逃してしまった彼らにも気の毒である。


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