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東南アジア駐在員報告
2012年4月 経済 駐在員 : 長谷川卓
3月1日、シンガポールチャンギ国際空港を運営するチャンギエアポートグループ(CAG)は、本年9月に格安航空会社(LCC)専用ターミナル「バジェットターミナル(BT)」を閉鎖し、改修工事後、2017年に「ターミナル4(T4)」として再開することを発表した。
2006年3月にオープンしたBTは現在5社のLCCが乗り入れ、昨年は460万人が利用している。改修工事期間中はLCC5社はT2を利用するため、空港利用料金が引き上げられることになる。
予想をはるかに上回るペースでLCCの利用客数が増加していることから、今回の拡張工事により年間旅客処理能力を現状BTの700万人からT4では2倍以上の1600万人にするとしている。
また、飲食店や販売店の数が少ないBTは、LCC利用客への差別であり、世界一のサービスを標榜する同空港の評価を損なうとの声もあり、「バジェット=サービス限定」のイメージを払しょくするために、「バジェット」の名前を外し、サービス充実の「T4」として再開される予定である。
※引用記事:3月2日付けストレーツタイムズ
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