韓国駐在員報告
2018年12月 社会・時事 駐在員 : 小関 克也
近年、観光情報を得る際、紙媒体ではなくインターネットから情報を得ることが当たり前となっているが、特に韓国では、スマートフォンの画面上でblogなどから最新の情報を得る人が多い。観光地に到着してから、廻るところを考える人も多く、最新の現地情報収集のためには、Wi-Fiルーターが重要なアイテムになりつつある。実際にどのような利用状況なのかを、富士山静岡空港でもWi-Fiルーターの貸し出しを行っている「グローバルWiFiR」の運営会社、株式会社ビジョンの韓国現地法人責任者の陸所長に伺った。
陸所長によれば、「海外に旅行に行く韓国人でWi-Fiルーターを借りる人は業界全体で月20万人、年間250万人程度。2017年の海外旅行者数が2,500万だったので、10人に一人はルーターを借りていることになる。」、「1台当たりにつき、2人から3人が接続しており、平均利用日数は日本旅行の場合、3.8日くらい。」、「韓国では、事前にオンライン免税店でブランド品や化粧品を注文し空港で受け取る人が多いが、そのオンライン免税店にWi-Fiルーターのリンクを貼っておくと一緒に申し込んでくれる客が多い」とのことであった。
競争が激化していることから、レンタル料金も一日500円以下と大幅に低下して来ており、借りる我々からすれば有難いことではあるが、会社としては体力勝負になってきており大変とのことであった。
旅行代金全体からすれば大きな金額ではないが、Wi-Fiルーターは必需品になりつつあるため、Wi-Fiルーターの貸し出しサービスと連携した新たなキャンペーンの実施等も検討していきたい。
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