韓国駐在員報告
2018年11月 行政 駐在員 : 野原 靖
今年、本県と忠清南道が友好協定を締結して5周年となることから記念事業の一環として、(一社)静岡県旅行業協会をはじめとした県内旅行関係者が共同で企画した県民友好交流団ツアーが開催された。県民17名が参加し、10月1日(月)から4日(日)にかけて、忠清南道内の世界遺産の町、公州・扶余を訪問した。
当事務所は、参加者に忠清南道について更に知っていただくとともに、ツアーにおいて“特別感”を味わっていただけるよう、歓待イベントの調整、仁川空港での出迎えなどを行った。
歓待イベントでは忠清南道職員6名による韓国伝統音楽「サムルノリ」の演奏が行われ、参加者の一人は「リズミカルで迫力のある演奏を見て、元気をもらえました」と話していた。交流会でも両県道の参加者は交流を深め、まさに友好協定締結5周年を飾るにふさわしいツアーとなった。
さらに、第25代の百済王である武寧王の墓「武寧王陵」や百済が扶余に都を移した時期に建てられた「定林寺址」など、公州や扶余の世界遺産を見学し古都・百済への思いを馳せていた。
本県と忠清南道の交流の歴史は、7世紀、駿河国の庵原君臣(いおはらのきみおみ)が百済支援のため援軍を送ったとされる時から始まっている。実に1,300年以上の友情が息づいており、これからもこの縁を大切に、積極的に交流を進めていきたい。
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