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ヨーロッパ駐在員報告
2002年2月 経済 駐在員 : 森貴志
・独ガソリン高騰の対処に差
ハンブルグ発時事通信によると、ドイツの市場調査機関GFKがドイツのガソリン価格の上昇に伴う消費者の自動車購買動向を調査した。調査は昨年、約1600人のドライバーを対象に実施されたが、それによると、「小型車への買い換え」より「ディーゼル車などの低燃費車種を選ぶ」とする人が圧倒的に多いことが明らかになった。ガソリン値上げに対し、新車購入の手控えや、廉価な中古車の購入と答えた人はごく少数という結果であった。
今回のガソリン値上げに敏感に反応したのは主に日本車の持ち主であり、ベンツやBMW、アウディなど高級車所有のドライバーは、値上げ幅に対して、敏感な反応が少ない傾向がある。また、燃費の悪い大型車を所有しているドライバーは、ガソリン価格上昇に関係なく、次に新車を購入する際にも、燃費のよい車の選択はしない傾向があると回答している。
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