ここから本文です。
東南アジア駐在員報告2021年8月 社会・時事 シンガポールでは、他の東南アジア諸国と同様に、日本や日本文化に憧れや親近感を抱いてくれる人が多い。シンガポール国内には、ポリテクニークと呼ばれる高等技術専門学校があり、最近では、その中のひとつテマセク・ポリテクニーク(TP)と先端農業分野でのプラットフォームの構築に取り組んだり、多岐にわたる分野で交流を進めている。今回はTPの学生クラブ「ジャパン・カルチャー・クラブ(JCG)」から依頼があり、本県と富士山をテーマに講演をすることになった。コロナ禍のため、ウェビナーで実施することになったが、学生の方々は興味を持って熱心に耳を傾けてくれた。本県に関する質問も多数出て、和やかな雰囲気の中で充実した時間を共にすることができた。また、JCGの皆さんが日頃行っている活動を動画を通じて触れる機会があり、日本のアニメやおたく文化について若い世代の関心が非常に高いことを知った。いわゆる「ヲタ芸」と呼ばれるアイドルの応援をシンガポールの学生たちが日本のそれにも劣らないような熱いパフォーマンスをしていることに驚かされた。日々の業務では、知り合うことのできないような若い世代の人たちと交流できることは、シンガポールの今を知る上で非常に貴重な機会だと感じた。 |
お問い合わせ