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東南アジア駐在員報告

2022年2月 社会・時事
駐在員 : 福田 渉


 シンガポールの春節(旧正月)といえば、1年の中で最も華やかな祝日というイメージしかなかったが、実際にどのように過ごすのか、こちらで暮らすうちに実感をもって分かるようになった。春節の日程は太陰暦に基づき毎年変わる。今年は2月1日と2日が祝休日だった。ひと月前から商店街では幸運を呼ぶ赤や金色の装飾が施され、住宅前には鈴なりに実をつけた金柑が門松のように飾られた。大晦日の1月31日は鍋(Steam Boat)を囲む家庭が多く、それまでに食料品などの買い物や掃除を済ませておく必要があるため大変忙しいそうだ。
 1日になると両親の家を訪問したり、親戚が集まって食事や麻雀をする。日本と同様に子どもたちはアンパオ(Ang Pao)と呼ばれるお年玉を期待している。また、シンガポールやマレーシアでは、ユシュン(Yusheng)と呼ばれる新年を祝う食べ物がある。食べ方が少し変わっていて、家族や親戚一同が今年一年を縁起良く過ごせるよう願いを込めて、大皿に盛られた千切りのきゅうり、ニンジン、大根やクラッカーなどとともに、刺身の生魚を箸でつまみ上げ、皆で豪快に混ぜ合わせる。「年年有余(Nian Nian You Yu)」(今年一年豊かでありますように)、「大吉大利(Da Ji Da Li)」(穏やかで幸運に恵まれますように)など、縁起の良い言葉を発しながら混ぜ合わせて、良い1年になるよう願いかける。大勢が集まると何度も行うこともあるようだ。私も初めて体験させてもらったが、甘辛いソースが絡み合ったユシュンは食べたことがない味だった。ついひと月前に新年が明けたばかりだったが、春節のお祝いをしてまたお正月気分を味わった。


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