東南アジア駐在員報告
2015年9月 社会・時事 駐在員 : 芦澤裕之
8月22日、訪日旅行者が急増しているシンガポールのFIT(個人手配旅行者)を取り込むため、観光庁ビジットジャパン大使のジョージ・リム氏と連携して、一般旅行者向け静岡観光セミナーを開催した。
市街地から離れた会場であるにも関わらず、約350人が会場を埋め尽くし、日本の単一自治体がシンガポールで実施する一般旅行者向けセミナーとしては、過去最大規模となった。
ハラダ製茶様の御協力をいただき、受付で冷茶サービスを行ったところ、大変好評で、「おいしい」「どこで買えるのか」との声が多く聞かれた。
自らの静岡旅行体験に基づくジョージ氏のプレゼンテーションは、ユーモアたっぷりで非常に伝わりやすく、来場者に静岡旅行を喚起することができた。
また、来場者の反応を見ると、シンガポールの旅行者が何に興味を持っているかがよく分かった。今回のセミナーでは、可睡斎(かすいさい)の座禅体験、福田(ふくで)港のシラス丼、駿河湾フェリーの特別室が紹介された際と、ラッキードロー(抽選会)で和風旅館の客室が紹介された際の場内のざわめきが、非常に印象に残った。
FIT化が進む東南アジアでは、いかに一般旅行者に直接、良質な情報を届けるかが大変重要になっている。今後、シンガポール以外の国においても、こうした、消費者に直接、本県の観光と物産を訴求する事業を実施していきたい。
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