中国駐在員報告



2002年12月 経済
駐在員 : 外山 敬三


中国企業相次いでロシア沿岸洲でノックダウン生産を開始

    11月29日付け北京現代商報等によると、ロシアと国境を接する黒龍江省の企業が相次いでロシア沿海州でカラーテレビやコンピューターのノックダウン生産(部品を輸出し、現地で組み立てる生産方式)を始めた。
    黒龍江省のテレビメーカー牡丹江康佳実業は、ロシアの沿海州ウスリースクの企業と技術提携を結び、今年初めに年産40万台のテレビ生産ラインを有償で提供し、12月中旬からは部品の供給を開始しての生産を始める。また、コンピューターメーカー大慶同創集団は、イルクーツクの企業2社と合弁で3年以内に10万台の生産ラインを設け、技術指導と年間5,000万ドル相当の主要部品を輸出し、現地でコンピューターの組み立てを開始する予定である。
    中国企業の海外進出は上海が活発で、上海市政府は海外進出企業を支援するため、国家外匯管理局の承認を経て、企業の外貨取得の制限を緩和すると同時に海外投資のリスク審査や回収保証金制度を撤廃し、投資手続きの簡素化とコストの縮減を図った。

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