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東南アジア駐在員報告
2001年10月 経済 駐在員 : 岩城徹雄
・企業動向
−スズキ、タイにR&Dの現地法人設立―
スズキ(本社浜松市)は、タイにスズキ・モーター・R&Dアジアを設立し、100〜125ccクラスの二輪車の企画、デザイン、設計などを開始すると発表した。
東南アジアの二輪市場は、ホンダが大きなシェアを誇り、スズキ、ヤマハが追う展開となっているが、販売台数が経済危機前の水準まで回復しきれない中での景気低迷に加え、インドネシアを中心に安価な中国製や模造品が入るなど、日本メーカーにとって難しい状況がつづいている。
ヤマハ発動機も、本年3月に同じくタイで、アジア地域の生産管理の拠点となる法人の事業活動を開始している。日本のメーカーが、実際の製造部門だけでなく、研究開発や生産管理部門も海外へシフトする動きが、今後広がっていくのではないかと予想される。
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