東南アジア駐在員報告
2004年7月 経済
駐在員 ： 橋本勝弘
シンガポール 生活費の高さ 日本１位 シンガポール46位
- マーサー･ヒューマン･リソース･コンサルティングは今年３月、世界144都市を対象とした調査を実施し、住宅、食費、衣服、運輸、娯楽費など生活に必要な商品・サービス200品目以上の価格を調べて指数化した結果を発表した。
ニューヨークの指数を100とした結果、１位は東京の130.7で、次いでロンドン、モスクワ、大阪、香港の順で、シンガポールは46番目となった。
シンガポールは香港（５位）、韓国・ソウル（７位）、台湾・台北（31位）などアジアの主要各都市を下回った。
生活費の安さの実感としては、例えば、シンガポールでは日本より約２週間ほど早く、映画「ハリーポッターとアズカバンの囚人」が公開されたが、入場料は8.5シンガポールドル（約550円）、タクシーの初乗り料金は2.4シンガポールドル（約160円）、同様に地下鉄（約60円）、ホーカー・センター（屋台村の様な安い食堂街）での昼食の平均価格が（約250円）と、公共料金を中心に確かに安い。
日本の豊かさは世界でもトップクラスであることは間違いないが、シンガポールより一人あたりGDPで比較して1.7倍も高い日本が、シンガポールより豊かとは言い難いものを感じる。
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