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東南アジア駐在員報告2005年10月 その他 9月9日〜11日までの3日間、シンガポールのコンベンション施設・サンテック・シティーでシンガポール旅行協会
訪日旅行の商品の傾向を見ると、大手SAツアーズの企画では、@TokyoSpecial(5days)、AEnchantingShirakawa(6days)、BHokkaido Wonderland(7days)、CCentral Japan Discovery(7days)、DAll Japan Splendour(9days)となっている。この商品のパンフレットには、表紙及び@とCのコースを紹介する頁に富士山の写真を利用しているが、@は河口湖周辺に宿泊、Cは新幹線から富士山が見えます。というもので、残念ながら、静岡県内への滞在は含まれていない。こうした傾向は日系の旅行代理店、JALPAKやJTBでも同様である。人気が高いツアーは北海道ツアーで、殆どの代理店が商品に組み込んでいる。 しかし、3日間の期間中に静岡県・神奈川県ブースを訪れた来場者の中で、具体的な訪日プランに富士山を目的地(富士登山を含む。)としている方が100名近くいた。こうした方々は、訪日リピーターが多く、ツアーコース以外の魅力的な観光資源をじっくり体験したいと望んでいる。 今後、県内への滞在を増やす上で参考となる企画商品として、「ジャパンレールパス」(*注)がある。JTBによると、訪日客用の売上げの約半分をこのパスが占めているとのことである。パスの適用範囲をいかに有効に活用し、又は他のパスと組み合わせてスムーズに県内に引き込み、滞在先に誘導するかが重要ではないかと思う。 また、シンガポールには、静岡空港の利活用について連携を表明している日本航空ジャパン(JAL)が支店とJALPAKを置いており、今後、密接な連携が必要と考える。 なお、「ホリデーズ2005」の様子は東南アジア駐在員事務所ホームページのトップページ写真でご覧になれます。 http://www.shizuokasingapore.com/ 注1・・・ジャパンレールパスとは、外国から日本を観光目的で訪れる方のみが購入できる特別企画乗車券で、JRグループ全 線(のぞみ号は除く。)、JRバス会社、JRフェリーが利用できる。グリーン車用と普通車用の2種類があり、さら にそれらが7日、14日、21日間用パスに分かれている。例えば、普通車用、7日間で大人28,300円、 14日間で45,100円となっている。 |
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