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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2009年1月 政治
駐在員 : 獅倉 浩


シンガポール・・・年頭の首相演説 

 リー・シェンロン首相が、年末の12月31日にシンガポール国民に対し新年を迎えるに当たってのメッセージを発表することが恒例になっている。今年のメッセージは、多くの部分が経済の停滞状況の説明に当てられた。
 要点をまとめてみると、
@2008年の経済成長率は1.5%になる見込みである。
A世界経済は、ここ数十年間で最も深刻な経済危機に入ろうとしている。
B小国であり、開放的な経済政策をとっているシンガポールがその影響(打撃)を避けることは非常に困難である。
Cシンガポール経済の統計数字は既に景気後退に入ったことを示しているが、2009年には2008年よりも更に経済が悪化し、多くの労働者が失業する状態になる懸念が大いにある。
Dこの景気後退に対して急速な景気回復を期待することはできないが、我が国経済は数年をかけ穏やかに回復し、この景気後退から脱却することを確信している。
E政府として、国民の職の確保を最優先の課題と位置付けており、1月に発表する政府予算案の中でそれらに対応する予算を優先配分した。
F並行して、我が国の国際競争力を発展させるために、新しい能力の開発に対する措置を怠らない。
Gこの深刻な事態を乗り越えるためには、企業や労働者(国民)の一致団結した結束を期待している。


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