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2001年7月 経済駐在員 : 岩城 徹雄
・シンガポールの銀行再編で激震 シンガポールでは6月から7月にかけて、地場の銀行再編の動きが急速に進んでいる。6月12日にOCBC(華僑銀行;国内3位)がケッペル・タトリー銀行(同5位)の吸収合併を目指して買収を提示したのを皮切りに、13日にはUOB(大華銀行;同2位)が同じケッペル・タトリー銀行の買収の意思を表明した。 次いで22日には国内一位のDBS銀行を抱えるDBS・グループ・ホールディングスが、OUB(華聯銀行;国内4位)の買収提案を行ったのを受け、29日にはケッペル・タトリー銀行の買収の意思を示していたUOBがOUBとの合併を発表した。一般的には、政府系のDBSの提案が敵対的な買収であり、合意に至る前から新聞に全面広告を出し買収の既成事実化を図ったりした手法が反感を買う一方で、ともに中国系銀行として競い合ってきたUOBとOUBが友好的に合併する方が支持されている様子である。 これらの動きについて、政府筋は従来から最終的には2行体制でとの意思があると伝えられており、金融管理局のリー・シェンロン総裁(副首相兼務)も、(東南アジア域内での)競争力を強めるためには再編(による大規模化)が必要、と歓迎の意向を示している。 これらの再編が実現した場合の総資産比較などは別表のとおり。 DBSが新たな提案を行うのか、また別の買収・合併案が出されて2行体制に急に移行するのか、今後の展開が注目される。
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