韓国駐在員報告
2024年5月 行政 駐在員 : 高橋 誠
韓国は日本と異なり、3月から学校が始まる。早速、4月に入り、韓国の2つの大学の授業において静岡県の紹介を行った。
4月8日は、ソウル市北部の祥明(サンミョン)大学の韓日文化コンテンツ学科の授業だ。日韓に関するコンテンツをテーマにしており、実は昨秋にも授業への参画協力を依頼され、その時は、日韓の地方都市をテーマにしたインスタグラムでのコンテンツ発信を評価コメントするというものだった。新年度になる今回は、5人1チームに分かれ、日本の地方のウェブサイトを製作するというテーマである。県内への誘客を始め、情報コンテンツの発信はまさに当所が行っている事業の中心でもあるから、県内の観光情報等、その辺りの説明は十八番である。一方、大学の授業なので、自らが悩みながら考え、失敗も含めて製作することそのものが大事である。そこで、あまり余計なことは言わず、「コンテンツ」となるべき静岡県の魅力、特に観光コンテンツのみを紹介することにした。静岡県を担当する学生が、この後どのようなコンセプトでウェブサイトを製作するのか、楽しみである。
一方、17日は京畿道華城市にある水原大学において、2回の講義を行った。こちらは世界の食文化をテーマにした授業であり、学部学科の垣根を乗り越え、様々な専攻の学生が聴講に来ていた。ふじのくに茶の都ミュージアムの客員研究員で静岡市出身の長田幸子教授(食品産業学)が担当する授業の一環で、静岡県のわさびを中心に、茶、みかん、キンメダイなどについて、アニメ「ゆるキャン△」や伊豆半島ジオパーク、徳川家康などの歴史の話も絡めつつ紹介させていただいた。わさびについては、県が製作した動画を再編集し、字幕を付けた映像で詳しく紹介したうえに、昨秋に韓国JTBCのテレビ番組で芸能人が訪れた際の天城のわさび沢の様子なども紹介したので、学生たちも興味深く感じていたようだ。なお、この2つの授業では、3月末に当事務所が製作・完成させた韓国人向けのPR映像も紹介した。YouTubeにもアップしたのでお時間のある時に御視聴いただければ嬉しい。
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