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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2008年2月 経済
駐在員 : 獅倉 浩


タイ・・・オートメーション化された工場

バンコクから南東に伸びるバンナン高速道路を約1時間走ると、広大に広がるアマタ・ナコン工業団地が見えてくる。この工業団地の第6区画で、駿東郡長泉町に本社がある活ョ洋工業製作所のタイ現地法人キョクヨウ・インダストリアル・タイランド(以下「同社」)が42,000uの広大な工場敷地を有し、2002年10月に会社設立、2004年1月から量産を開始した。
同社の従業員数は780名、日本人駐在員7名、長期出張ベース日本人9名。2交替シフトを取り、主としてトヨタのピックアップ・トラックのクロスメンバー(車台の補強材)を一日当たり約1,700台分製造している。
同社のクロスメンバーは、日野モータース・マニュファクチュアリング・タイランドで、縦方向のサイドレールとその他部品の組立加工を経て、フレームとなりトヨタのタイ現地工場に送られる。
同社がタイにおいて操業を開始したのは、日本における日野自動車の協力工場として、タイにおけるトヨタのピックアップ・トラック増産計画に対応するべくタイ進出を希望した背景があり、操業開始時からフル生産で、生産能力増を繰り返し、現在に至っている。当初から要求された生産計画が、安価な労働コストによる人海作業の範囲を超える数量であったため、同社の工場には最新の大型自動プレス機や溶接ロボットが並んでおり、その他の機械も一部を除いて殆どが新品の設備である。レイアウトも、日本の工場と同様のラインを組んでおり、一部の溶接作業のラインを除いてはオートメーション化が進んでいる近代的な工場である。
本年よりニッサンのピックアップ・トラックの部品も生産を開始し、更にトヨタの増産が計画されているため、これに対応するべく、現在の工場では手狭であることから、隣地を購入し工場を増設する計画を検討している。また、現在手作業で対応している溶接作業工程も自動化し、更に生産性を上げることも検討課題としている。


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