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東南アジア駐在員報告2019年6月 政治 今年の夏、日本では参議院の国政選挙が予定されているが、当事務所が管轄するインド・東南アジア・オセアニア地域では、一足早く選挙の季節を迎えた。インドネシアでは、4月中旬に大統領選が行われ、現職のジョコ・ウィドド大統領が再選を果たした。フィリピンでは、5月に中間選挙が行われて上院議員が選ばれたが、反大統領派の議員が一人も選ばれないなど、ドゥテルテ大統領の人気を裏付ける結果となった。また同月には、オーストラリアでも総選挙が行われ、事前の予想を覆して与党の保守連合(自由党、国民党)が勝利し、モリソン首相が政権を維持した。インドでもおよそ1ヵ月以上をかけて国政選挙が行われ、5月下旬に投票日程が終了した。苦戦をしているとの報道もあったが、フタを開けてみれば、与党連合が353議席を獲得して前回を上回る結果となり、現職のモディ首相が再選を果たした。選挙期間中は接戦や劣勢などが予想されている国もあったが、いずれも現職・与党が勝利を収める結果になった。 |
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