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東南アジア駐在員報告

2016年2月 社会・時事
駐在員 : 芦澤 裕之


1月22日から26日の間、インド・マハラシュトラ州パンチガーニで開催された「コー・イニシアティブ・ビジネス会議(CIB会議)」に参加した。CIB会議は、「経済と倫理」を大きなテーマとして、30年以上にわたり、スイスのコーで実施されてきたもので、2005年からは、スイスとインドにおいて、隔年で、交互に開催されている。

今回は、「ビジネスを持続可能な成長のエンジンにするために」を主題に、講演や意見交換、ワークショップが行われた。参加者は世界各国から集まった131人(うちインドから88人)で、日本からは経済人コー円卓会議日本委員会の会長として、ふじのくにづくり支援センターの矢野理事長が参加したほか、計11人が参加した。

矢野会長は、開会式のスピーチにおいて、中日本高速道路株式会社の会長を務めた際、同社理念に「良い会社、強い会社」を掲げたことを披露。「強い会社」よりも「良い会社」が最初に来ることが大切で、そうすることで、社会から求められ、信頼される会社となることができ、結果は付いてくると説いた。また、孔子の教えを引用され、「才徳兼備」でなければ、大きな組織を束ねてリーダーシップを発揮することはできないと話された。

私は今回初めてCIB会議に出席したが、5日間もの長期間、企業の経営者層や関係団体幹部が、消費者、従業員又はコミュニティと企業との関係のあり方等について、膝詰めて議論する姿勢と、その内容の濃さに感銘を受けた。

会議中に発表した日本企業の先進的な取組には、海外参加者から多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が交わされた。正しい企業活動を続けることが社会貢献につながる、という日本企業の考え方と成果は、参加者に強いインパクトを与えていた。

経済人コー円卓会議日本委員会では、世界の注目が集まる東京オリンピック・パラリンピックを控え、日本企業においてもこうした会議の開催ができないか、検討を進めていると伺っている。県内企業にとっても有益な活動と思われるので、今後も同委員会の動きを注視していきたい。


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