韓国駐在員報告
2016年10月 社会・時事 駐在員 : 野原靖
OECD(経済協力開発機構)が発表した「2016年の雇用動向」によると、昨年、韓国国内就業者1人当たりの平均労働時間は2,113時間で、OECD加盟34か国中第2位の長さであり、平均の1,766時間より347時間も長い。1日の法定労働時間である8時間で割れば、韓国労働者は年間264日勤務し、OECD平均(221日)より、43日余分に働いたことになる。
労働時間が長い国の第1位は、年間2,246時間を働いたメキシコで、第3位以降は、ギリシャ(2,042時間)やチリ(1,988時間)、ポーランド(1,963時間)の順である。労働時間が最も短かった国は年間1,371時間のドイツで、単純計算ではドイツの労働者は、韓国の労働者より3か月間分(93日)も少ない働き方をしていることになる。ドイツに次いで労働時間が少ない国は、オランダ(1,419時間)やノルウェー(1,424時間)、デンマーク(1,475時間)で、日本は1,719時間(加盟国中17位)であった。
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