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2012年12月 経済駐在員 : 澤井 亨
済州特別自治道観光協会は、11月18日現在、今年、済州島を訪問した観光客数が876万360人となったことを発表した。これまでの最高記録は、昨年1年間の874万976人であった。 観光収入も大幅に増加した。今年10月までに3,543億円を記録し、昨年同期(2,802億円)対比で約26%の伸びとなった。 同協会は、この勢いが続けば、観光客数は908万人、観光収入は3,700億円に達すると発表している。 観光客数の内訳は、韓国人観光客が722万7,007人、外国人観光客が153万3,353人であった。特に、中国人観光客数が、今年初めて100万人(11月現在)を突破し、昨年1年間の人数(57万人)の倍増が見込まれる。 他方、個人観光客の伸びも目立つ。 【済州道の中国人観光客の推移】 その原動力は、済州のハイキングコース(済州島の方言で「オルレ」という。)人気にあるとみられる。 平成19年9月に西帰浦市城山邑のオルレ第1コースがオープンし、5年後の今年11月24日、済州を一周するコース(全長422km)が完成した。 これまで、済州島は、女性、風、岩が多い三多島と言われてきたが、オルレコースが増え、いまや四多島になったという笑い話も出るほどだ。 オルレ第1コースがオープン直前の平成19年(1〜9月)の個人旅行客は262万人であったが、5年後の今年(1〜9月)は、494万人を記録し、ほぼ倍増した。 オルレの経済効果も大きく、420世帯、人口約1,000人の典型的な田舎町である、済州市 翰京(ハンギョン)面 楮旨(チョジ)里は、オルレ第13コースの終点であり、第14コース、第14−1コースの出発点であることから、韓国料理店、昼食店、ピザ店等の飲食店が13店舗も進出している。 既存の商店街も、ハイキング人気によるメリットを享受しており、オルレ第6コースに組み込まれた西帰浦アーケード市場は、平成19年度に比べ、40%売上が増加したという。 済州オルレの事務局長は、「オルレコースのあるところは、飲食店や簡易宿泊所等ができ、地域商圏にもよい変化が起きている。」と語っている。
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