台湾駐在員報告



2020年6月 経済
駐在員 : 宮崎 悌三


台湾では、5月末までおよそ50日間連続で新規感染者が出ていない。この状況を受けて、台湾の東部や南部などの宿泊施設は、休日を中心に満室の状態だ。
台北市内ではクラブ等の営業開始、台北市に接する新北市でもイベントの人数制限の解除、中部の台中市では卒業旅行を解禁など、各地方政府においても制限の緩和や解除が相次いでいる。
交通関係では、台湾高速鉄路の運行便数を6月末から大幅に増加、在来線の台湾鉄路では車内での飲食禁止を解除、台湾本島と離島を結ぶ航空路線を運航するマンダリン航空(チャイナエアライン関連会社)も6月の予約が過去と同水準に回復する等、台湾当局による厳格な防疫の取り組みが、経済活動の早い回復に結びついたと言える。
政府関係者は、台湾経済は第2四半期に底を打つとの見方を示しており、2020年通年のGDP成長率は、若干数値を下げたものの1.67%を見込んでいる。

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