韓国駐在員報告
2018年1月 社会・時事 駐在員 : 野原靖
2017年12月7日、ソウル市内のホテルにおいて、日本大使館主催の天皇誕生日レセプションが開催され、韓国政財界の要人、企業、メディア関係者等約700名の来場者で賑わった。
本レセプションは今上天皇陛下の誕生日付近に、世界各地の日本大使館、領事館の主催により開催されるもので、韓国内では2017年11月24日の済州島、12月5日の釜山に引き続き3ヶ所目であった。
3ヶ所全てのレセプションにおいて当事務所は、観光パンフレット等による本県PRに加え、現地で流通が始まった本県産本ワサビや日本酒の提供を行うともに、購入可能な韓国内の大手スーパーや百貨店の情報も提供した。
韓国ではかつて、刺身「フェ(鱠)」を食べる際、西洋わさびの粉末にからし粉や香料、着色料等を加えて作られるホースラディッシュが共に提供されることが多く、そのせいか、昔はワサビのことを「고추 냉이(コチュネンイ)」と呼んでいた。
しかし最近は、「フェ(鱠)」と共にワサビを食べることが多くなってきたことから、「ワサビ」と日本語のままで発音、標記されることが増えてきた。
ソウルのレセプションでは、県産本ワサビをクラッカーに載せて提供したが、本県産本ワサビの本来の美味しさと自然な色合いが大変好評であった。多くの来場者の方々から「ワサビのイメージが変わった」「無着色、無香料に惹かれる」「自然な香りが好きだ」「静岡県がワサビの生産量が日本一であることを初めて知った」「お店に買いに行きたい」といったという声が多かった。
今後も様々な機会を通じて、本県の観光資源及び県産品のPRを図っていきたい。
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