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北米駐在員報告
2000年6月 行政 駐在員 : 若梅 真樹
ラスベガス式カジノ加州で許可
ニューヨーク・タイムズによると、カリフォルニア州のインディアン居留区であるパームスプリングスで、これまでの12年間に渡る議論の末、ラスベガス式のカジノが連邦政府により許可された。同州ではこれまでビデオ式宝くじゲームに限られていたが、今回の合法化によってコンピュータ形式となるほか、正式なスロットマシンの導入やブラックジャックなどのカードゲームも認められた。カジノ経営は、リゾートホテル大手のトランプホテルとカジノリゾートの出資により、トゥエンティナイン・パルムス族が当たるという。
今回の許可により、同州を訪れる観光客の約3分の1が立ち寄るといわれているラスベガスでは、今後ある程度の影響を受けることは間違いなく、また、リノなどのギャンブルで有名な観光地も2001年は、15〜20%の収入減が予測されている。
パームスプリングスの住民は、地元復興に役立つという賛成派と、急速なカジノの発展による街並みのラスベガス化を懸念する反対派に分かれ、カジノ設立については賛否両論といったところのようだ。
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