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東南アジア駐在員報告
2000年1月 社会・時事 駐在員 : 篠原 清志
フィリピン、事件・事故が続く
12月7日午前9時過ぎ、マニラからイサベラ州カウアヤンに向かっていたエイジアン・スプリット航空のLET-410型機が消息を絶ったが、丸1日経った8日になっても、同社をはじめ、同機を捜索している軍、航空運輸局とも対策本部を設置しておらず、墜落現場や死亡者数についてさまざまな噂が飛びかい、情報が確認されず、同機に乗っていたとされる日本人の家族もマニラで足止めを食った。
12月10日の午後8時過ぎ、首都マニラを含むルソン島全域で何年かぶりという大停電が起き、復旧した翌11日未明までの7時間4,500万人に影響があった。
12月23日には、クリスマスシーズンに毎年のように起きる客船の沈没事件がセブ島沖で発生した。今回の事故も、築27年の老朽船に定員を100人以上超える約700人が乗っていたために起きたと考えられている。なお、この事件でも、沿岸警備隊と国防相が発表する乗客数が異なっていたりしており、誰も被害者の正確な数を把握できていない。
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