中国駐在員報告
2022年10月 経済 駐在員 : 浅原 敏治
9月6日、山東省青島市にて、在青島日本国総領事館主催の日中国交正常化50周年記念レセプションが開催された。中国国内では今年初の在中国公館主催の50周年記念イベントであった。
開会式では、青島日本人学校中学部による和太鼓演奏、現地の柔道館による柔道パフォーマンスや合唱団による合唱が行われたほか、日本と中国及び山東省の友好交流を振り返る映像を放映し、50周年の佳節を盛り上げた。また、日系企業6社と当事務所を含む10の自治体がブース出展し、自社製品や各地の観光情報などの日本の魅力を紹介した。
新型コロナウイルス感染拡大防止措置として、空港や高速道路のインターチェンジで「健康コード」や48時間以内のPCR陰性証明の提示を求められたほか、空港やレセプション会場でPCR検査が実施されるなど、徹底した対策がなされていた。しかしながら、当日、隣接する地区で感染者が発生し、ブース出展を急遽キャンセルした日系企業があるなど、中国での大規模イベントの開催は、まだまだ難しい状況であることが伺えた。
当日の来場者数は350人。本県ブースに立ち寄った山東省人民政府幹部に対し、1984年から静岡県の清水港と山東省の青島港とで国際友好港を提携していることを紹介したところ、熱心に耳を傾けていた。当事務所では、今後もこうした機会を活用し、両港の友好提携を基に静岡県の魅力を発信し、交流促進に繋げていきたい。
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