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東南アジア駐在員報告
2012年3月 経済 駐在員 : 長谷川卓
2月8日、ジャカルタにおいて、自治体国際化協会(CLAIR)シンガポール主催、日本政府国際観光振興機構(JNTO)の協力により、「ジャパン トラベルセミナー・商談会」が開催された。インドネシアにおいて、日本政府機関による訪日旅行促進のためのイベントが開催されるのは今回が初めて。
経済成長著しいインドネシアは訪日旅行有望市場として、来年度からJNTOの重点宣伝活動国に指定されることになっており、今回のセミナーはその前哨戦としての取組みとなった。
日本から自治体、宿泊施設、観光施設18団体が商談テーブルを設けて、インドネシアの旅行会社との商談、情報交換を行った。静岡県からは東南アジア駐在員(筆者)が単独で参加し、セミナーにおいて、九州広域、沖縄県、長野県とともに静岡県紹介プレゼンテーションを行うとともに、商談テーブルでの本県観光PRに努めた。
これまでも何回か他のアセアン諸国での訪日旅行状況を報告してきたが、インドネシアにおいても、富士山の人気は抜群である。が、すでに販売されている既存の日本向けツアー商品でルートに「富士山」が含まれているものは、全てが河口湖又は箱根訪問であることも、シンガポールやタイと同じ状況だ。しかしながら、まだ訪日旅行が未開拓市場のインドネシアでは、静岡県も十分に挽回できる余地があると感じた。
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