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東南アジア駐在員報告

2003年9月 社会・時事
駐在員 : 橋本勝弘


シンガポール 高齢者の自殺10年間で半減 干渉が自殺率を減少させる!

    時をほぼ同じくして、シンガポールの新聞と日本の新聞に掲載された自殺に関する記事を目にした。
    こちらの新聞は、9月4日付けで、内容は、「シンガポールでは高齢者の自殺が10年間で半分以下になった。90年には10万人中40.1人だったのが、2000年には17.8人まで減少した。」というものである。研究者や精神科医は、介護者らに自殺願望の兆候を早期に発見できる訓練を施したことが功を奏したと見ている。シンガポールではこれまで、医師、看護士、社会福祉指導員に対して自殺の可能性を気付かせる訓練を行ってきたほか、孤独感を持つ高齢者が人付き合いできるような介護センターや、体を患う人の面倒を見る療養施設の整備を進めてきた。
    シンガポール国立大学(NUS)のクア・エーヘオク心理医学部教授は「これらの数値は干渉することで自殺率が減少することを示している」と分析している。
    一方、日本の新聞は9月8日付けで、「自殺防止、省庁横断で (自殺件数)5年連続で3万人超」という見出しのものである。記事は、これまで日本では「自殺者は個人の問題」として蓋をする雰囲気があったと指摘し、国家プロジェクトとして自殺防止に取り組むべきだと、締めくくっていた。
    こうした問題に対する取り組み一つを取って見てもお国柄が表れる。


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