東南アジア駐在員報告



2019年1月 経済
駐在員 : 竹田 敏彦


12月中旬にミャンマーの旧首都ヤンゴン市を訪問した。
ミャンマーは東南アジア最西端に位置し、人口は約5,200万人。敬虔な仏教徒が人口の9割を占め、多くの国民が農業に従事している。
今回の出張では、日系企業、工業団地、日本語学校などを訪問し、ミャンマーの経済発展状況について視察するとともに、人材供給地としての潜在力を調査した。
空港からヤンゴン市内に向かうなかでまず実感したのが、郊外に広がる未舗装道路、市内での渋滞、古く補修されていない建物群など都市インフラの貧弱さだ。その一方、多くの人がスマートフォンやFacebookアカウントを持つなど、ITインフラは早いスピードで整備が進んでいた。
農業以外の産業が未発達で一人当たりGDPが1,300米ドルとアセアン内で一番低いことから、日本での就労を希望する若者も多いとのことだ。同様に人材供給地として注目される隣国ベトナムは、すでに各国・企業間での激しい人材獲得競争が始まっていることから、ミャンマーにより大きな潜在力を感じた。
県内には約800人のミャンマー人が生活し、アウンサンスーチー国家最高顧問の父親である「建国の父」アウンサン将軍が浜松に滞在したことがあるなど、同国は静岡県にとっても所縁の深い国である。
 今後、アジア最後のフロンティアと呼ばれるミャンマーでも本県との協働の可能性を探っていく。

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