北米駐在員報告
1999年11月 経済 駐在員 : 若梅 真樹
・アウトソーシング市場の拡大
98年に1,000億ドル規模となった世界のアウトソーシング(業務の外部委託)市場は2003年には1,510億ドル以上に達する見込みであると、調査報告会社「IDC」の報告で明らかになった。
世界アウトソーシングサービスは、コスト削減と基幹産業に特化した効率的運営の増加を理由に、急成長している市場で、世界経済が国際化、民営化、規制緩和、技術革新などの外的要因で絶えず変化しているため、企業は社内のシステムを改善するより業務を外部委託する方が効率的で競争力も維持できると報告している。
地域別には、米国が突出しており、世界市場の52%を占める515億ドルを拠出し、2003年には54%増の810億ドル規模に拡大すると予想している。また、職種別には経理処理関連(貸金処理、クレジットカード処理)が最も普及しており、全職種の60%を占めているといわれている。世界的な行財政改革、効率化の流れといったところであろうか。
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